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高校野球の思い出

 

夏の高校野球

大詰めですね。

 

甲子園球場のある兵庫県西宮市は、

神戸の中心街から電車で15分の

程近い場所にあります。

 

そのため

神戸の旅館にも

この時期たくさんの高校球児が宿泊します。

 

 

ここで

私事の思い出をひとつ。

 

 

当時住んでいた神戸市兵庫区には

震災前は、

いくつかの旅館がありました。

 

おばあちゃんの家の裏手にあった

兵庫区松本通の「桔梗屋(ききょうや)」 という旅館は

毎年 高校球児が泊まっていました。

 

野球が大好きな僕は、

おばあちゃん家のベランダから

かじりつくように旅館を眺めて、

部屋の窓辺に干してある真っ白なユニフォームに

憧れを抱いていたのを憶えています。

 

高校野球の兄ちゃんたちが

近くのコインランドリーに洗濯に来くる時を見計らって

わざと周辺に行き

キャッチボールをしたり、遊んでもらったり

たのしい思い出がたくさんあります。

 

そんな兄ちゃんたちが翌日、

ブラウン管に映っているのを

不思議に思ったものです。

 

 

試合に負けた次の日

 

旅館の窓辺には、

もう

あの真っ白なユニフォームが干していなかったことの虚無感。

 

 

夏の終わりを告げる

とてもたいせつな少年時代の思い出です。